先日講演会をさせていただいた学校からアンケートの結果とお礼のお手紙をいただきました。

対象は高校二年生。

こちらの学校は、もうかれこれ10年を超えるお付き合いになりました。


公立の学校ですから、企画を担当してくださっている養護の先生の移動もありました。
でもそうすると、移動先の学校でも…とさらにご依頼をいただいたり、
さらには別の学校へのご紹介をいただいたり・・・

本当に感謝なことです… ありがとうございます!


そんなこんなのご縁をいただいて、
高校生向けにライフワークとしてやっているこの性教育講座。

これは数年前に担当させていただいた県内の学校での様子


一回の対象者が150〜500名、年数回の講演なので、
ざっと積算すると・・・・

すでに5000名を超えていることになります!!(驚)



私の性教育講座は、
保健の授業的な「身体のしくみ」からではなく、
かといって、命の授業的な「倫理や道徳」を教えるものでもなく、
いまや学校の性教育ではメジャーになってきている
「性感染症や避妊」に関する知識を伝えるものでもありません。

この講座のポイントは、彼らが(多分)もっとも関心があるであろう
「恋愛」という切り口から、心理学やコミュニケーションの土台を用いて
自分の感情と理性と将来のパートナーを考えることにあります。
(私はこれを【人間関係形成モデル】と呼んでいます)

これまでの私の講座の様子や内容はこちらの記事をご参照ください。
*高校生の恋愛事情
*恋と愛はどうちがう?



今年の(も)アンケートには、彼らの生の声がたくさん並んでいました。
その一部を公開すると・・・

◇ 今までなんとなく恋愛をしてきたけれど、色々なことが今日の話と合っていて驚いた。

◆ 自分が強引になっていないか、相手にとって何が良いのか、もう一度考え直すことができた。共に努力することが大切だとよくわかった。

◇いまつき合っているが(今日の話をきいて)大切にされているんだなと思った。

◆愛と恋の違いは片思いか両想いかだと思っていたのですが、○○の違いだと分かってたいへんだと感じた。

◇好きな人と別れるのが辛くて、つき合うって何だろうと思っていました。この辛さを今度起こさないためにも、時間をかけることが大切だと思いました。

◆いま恋人がいて、最後の話を本人に試してみようと思いました。とても深くていい話だったので、もっと詳しく聞きたいと思いました。次はメモをとりたいものです。

◇共感することとがたくさんありました。手を繋がないだけで嫌われたのかな?とか、LINEで返事が遅かったり、返って来なかったり、「好きだよ」と言ってくれないだけでもそう思ってしまう。だから今日の話はとてもためになりました。今日の話を相手に話すのはなかなか難しいので、色々な学校でこの話をしてほしいと思いました。

・・・・まだまだ続くのですが… なんか感激してしまった…(うるうる☆)

今回学校に行ってさらに嬉しかったのは、去年講座を聞いてくれた三年生の生徒さんが
「あー、先生こんにちはー!」と私を覚えていて声をかけてくれたこと^^




10年前に講座を聞いてくれた生徒さんは、もう二十代半ば。
きっと、結婚もして子どもも育てて…という子たちも少なくはないはず。

幸せな結婚生活を築いてるかな〜
賢い相手選びのための効果的なデートの法則(笑)は役立ったかな〜
と、時々想いを馳せたりして・・・


ほんの1時間程度のお付き合いなのですが、
彼らの胸の片隅に置いてもらえる知恵を提供できたらなーと願いつつ
毎年、講座を担当させていただいています。




なお、この性教育の内容を一般向け(親御さん向け)にアレンジした
「思春期までに伝えたい!親子のための恋愛性教育講座」
は全国で不定期に開催しております。

現在募集中の講座はこちらをご覧ください。
→渡辺奈都子が担当する講座&セミナーのご案内

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