問題に真正面からがっぷりと向き合うのではなく、
ちょっと右下とか、ちょっと斜め上から近づいてみると
思いの外、功を奏したりするものです。



辛い過去に直面させて昔の傷を癒そうとする方法もありますが、
私は、過去が許せなかったり縛られたりしているのは
いまが幸せではないからではないかと思うのです。

現在の毎日の中で、少しずつでも手応えのある充実した時間が増えたら
過去への囚われも次第に和らぐものではないでしょうか。



身近な人間関係が上手くいかなくなると、
どうやって相手を説得させようか、あるいはその気にさせようかと
その当事者に向き合って問題を解決しようとしてしまうものです。

でも、相手に関係なく、自分自身が機嫌のよさをキープできるようになると
自ずと人間関係にも柔和さがもたらされ、
ギスギスしていた関係に潤いがでてくるのではないでしょうか。



怒りや悲しみや自己嫌悪感など、自分自身のネガティブな感情ばかりが目につくと、
どうしたらそれらを払拭できるだろうと悩みの渦に飲み込まれそうになりますが、
それらの感情を「無かった」ことにするのは難しことです。

いま手にしている喜びや感謝や希望を数えることでポジティブな感情が増えたら、
ネガティブな思いがあったとしてもそれほど気にならなくなるのではないでしょうか。



「幸せになる」という山に登るにはいろんな抜け道があります。


いずれも、問題だと感じることに真正面から向き合ってはいないけれど、
これまでとは角度を変えて、見る位置を変えて、眺める範囲を変えて
欲しいものに近づくことができます。



大切なのは【変えられる(コントロールできる)ことにフォーカスする】こと。


なぜなら、変えられることが見つかると、
私たちは希望を感じることが出来るから・・・。

どんな苦難や試練の中にあったとしても
まだ出来ることがあったら、そこに光が見えて来るから・・・。



来年が希望に溢れた一年でありますように…。




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