アメリカの老人ホームに入居している人たちを対象に
ポジティブ心理学の研究調査が行われました。


任意に選ばれた二つのフロア。
一つのフロアでは、入居者の方々が必要とすることをすべてスタッフたちがサポート。
一日のスケジュール決めから自室の花の水やりまで、介護者が代わりにしてくれます。


もう一方のフロアでは、ある程度の責任と選択が与えられました。
身支度はもちろん、映画を見る時間や訪問者と会う場所など、
いつするか、どこでするか、を自分で選ぶことになります。


1年半が経過・・・・。

研究の結果として分かったことは、
自ら多くの選択をしているグループの方が、健康で活発で自信に満ちていたということ。
そして何より、後者の方が生存率が二倍も高かったということでした。(ほほぅ…)



この研究を反映してかどうかはわかりませんが、
日本にも施設利用者の選択と自立を中心に据えた施設があります。

山口県の「夢のみずうみ村」というリハビリ介護施設。
東京の世田谷、千葉の浦安にもグループの施設があるようです。

施設案内にもあるように、一日の過ごし方を利用者自身が自分で決めます。
そして施設内はバリアフリーならぬ、バリアアリー(笑)。

一般の施設での要介護認定3の改善率が全国平均で11.5%であるのに対し、
夢のみずうみ村では77%にのぼるそう。なんと7倍の改善率!! ( *o*!)



きっとさ・・・

介護においても子育てにおいても、(仮にそれが思いやりからきているとしても)
「代わりにやってあげる」ばかりだと、相手の自己選択の機会を失うことになって
結果的にはその人が「気分良くいられる瞬間」を奪ってしまうのでしょうね。


ましてや

「あなたにはこの道しかありません。他の選択は許しません!」

こんな強制的な態度や管理的なマネジメントというものは、
相手の寿命を縮ませている関わりと言えるのかも…(苦笑)


私たちが自分を元気にするためには、どんな状況に置かれたとしても、 
自己選択&自己決定が必要 ということだよね…^^;




2 件のコメント : Leave Your Comments

  1. ブログ楽しみにさせていただいています。すみませんが投稿された日が、投稿時間しか反映されてないのが読みづらいのですが…すみません!

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    1. ご指摘ありがとうございます。日付の表示がなかなか設定出来ずにいました。
      再度調べてみたところ、簡易ですが表示出来るようになりました^^;

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